浦和MF武藤雄樹(27)の決勝弾の裏には、シュールな「おまじない」があった。

 後半開始直前。ピッチ中央で磐田の選手のロッカーアウトを待つ間、武藤はDF槙野からなにやら声をかけられていた。

 槙野によれば「あいつに『今日はお前が点を取る日だ、自信はあるか』と言ったのですが、あまり自信がなさそうな感じでした。なのでリラックスさせる意味も込めて、おまじないをしました」という。

 その効果もあってか、後半27分に武藤はヘディングで決勝弾を決めた。「あのおまじないの効果…なんですかね? まあ、本当に点を取れたので、あのおかげなのかもしれませんね」と苦笑いで振り返った。

 ちなみに槙野が「武藤から聞いてください」と言い、武藤も「恥ずかしいので再現できない」とかわしたおまじないの中身は、一説によると「かわいらしい熊のポーズ」だったという。理由は不明だ。