日本サッカー協会の審判委員会は1日、J1第12節のジュビロ磐田-柏レイソル(5月20日)でPKの判定が取り消された件は妥当な判断と評価した。

 上川徹副委員長は「この対応は勇気がある。ポジティブに評価したい」と話す一方、改善点として判定時の福島孝一郎主審の遠い位置取りや、遅れた副審との協議を挙げた。

 柏の武富が磐田のGKカミンスキーに倒されたとしていったんはPKの笛が吹かれたが、反則ではなく正当なプレーだった。

 Jリーグの試合後にクラブと審判員側の意見交換で検証された判定は5月28日までに102件で、審判委員会は35件を誤審と結論づけた。