セレッソ大阪がホーム5連勝を逃した。

決定機の数では仙台を上回ったが、1点が遠かった。鉄壁な守備で本拠地での連続無失点を6試合に伸ばしたが、前節まで7勝1分け2敗と急上昇していたチームには悔しさが充満した。

本来はMFながらFWに転向している奥埜も、悔しさを隠せなかった。昨年まで在籍した古巣仙台戦で燃えていた。2本のシュートを放つも後半途中でベンチに退いた。

「お互いチャンスがあって決めきれない試合だった。決めていたらもっと強いチームになる。ゴールやアシストの結果を残したかった。仙台戦はすごく楽しみで、実際にやっていて楽しかった。成長している姿を見せたかった」

今季から指揮を執るスペイン人のロティーナ監督は「両軍とも厳しい試合でチャンスを作っていたが決めきれなかった。この結果を受け入れないといけない。(ホーム6試合連続無失点には)しっかり集中力を保てたことはよかった。成長していくことが大事」と冷静に振り返った。前節と同じ6位のままだが、3位鹿島とは勝ち点6差。まだまだ上位進出の可能性は残している。