山形が下克上昇格ならず…木山監督は去就明言せず

<J1参入プレーオフ:徳島1-0山形>◇2回戦◇8日◇鳴門大塚

5年前の下克上昇格再現はならなかった。6位・モンテディオ山形は4位・徳島ヴォルティスにアウェーで0-1の敗戦。90分以内の勝利が決定戦進出への唯一の条件だったが、後半8分に被弾し、逆転できず。木山隆之監督(47)体制3年目が終わったが、自身の去就については明言しなかった。

開始早々にFW井出が決定機を迎えるなど、前へ前へとハイペースで試合が進んだ。木山監督は「前半に勝負を決めようと思ってました。バイアーノ、大槻(ともにFW)をけがで欠き、徳島さんとの力関係で、途中交代含め90分でパワーアップしていくのは難しいかと。1点を取って試合を進めたいというのは全員で共有できてたと思います。狙い通りのことを選手が表現し、そこに関しては後悔はないです」と称賛した。

開幕戦黒星から今季が始まったが、その後、8戦無敗など着実に勝ち点を積み重ね、わずか3敗で首位ターンした。しかし、後半戦最初の5試合で4敗と暗転。その後盛り返し、自動昇格圏の2位でラスト4試合に臨んだが、3敗して及ばなかった。「シーズン大半を自動昇格が狙える位置で戦い、終盤はいろいろなことが起こったときに対応できないこともあって、あとは経験値だと思います」と課題を挙げる。

来季について「シーズン半ばから、たくさん話をしてきました。私自身3年目で『いろんな方が結果を出してくれ』とプレッシャーの中やってきたので、ここでは明言できないですけど、もう1回話し合いをして決めたいと思います」と話した。今季、木山監督が起用してきた大卒ルーキーFW坂元、22歳の右ウイングバックMF柳の活躍は、明らかに戦力の底上げにつながっている。積み重ねたものをさらに磨き、山形は来季こそJ1を目指す。【山田愛斗】

○…最終ラインで体を張り続けてきたDF栗山は、後半、1点ビハインドとなり、パワープレーで最前線に上がった。「リスクを背負いながら攻めるしかなかった。うまくカウンターを仕掛けてきたり、相手が一枚上手だった」。前半はFW井出が倒され、PK獲得に思える際どいシーンもあり「特に前半は勝つチャンスがあり、やりきれない気持ち」と悔しがる。今季を振り返り「失点は(昨季より)減ったが、抑えないといけないところで踏ん張りきれなかった責任を感じている。自動昇格へ突き放すチャンスがあったので、そういうところを変えていきたい」と巻き返しを誓った。

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