15年ぶりにJ1制覇した横浜F・マリノスが9日、横浜市内で解団式を行った。アンジェ・ポステコグルー監督(54)が取材対応。質問に答える形で、専用練習場がなく各地を転々とせざるを得ない問題に触れ「口にしてこなかったが(問題を乗り越え)この環境だから成功したと言う気は全くない」と美談にしなかった。16年にクラブハウスや練習場があったマリノスタウンが閉鎖。22年に専用施設が横須賀市内に完成するが「ビッグクラブとして復活したければ環境を整備しないと」。連覇へ、完成までの状況改善を注文して今季を締めた。

引退するDF栗原はクラブスタッフに転身。現役最後の日を終え「具体的には決まっていないけど、選手とスタッフをつなぐ俺にしかできない仕事をしたい。オフィスに机があるか分からないから、まずは手伝いでも合宿に行きたい」と新たな貢献策を思い描いた。