浦和レッズDF槙野智章(32)が自宅待機期間中、日本サッカー協会公認指導者B級ライセンス取得と上半身強化の2本柱に取り組んでいることを明かした。

4日、ウェブを通じて報道陣との取材に応じ「引退した後に監督になりたいという大きな目標がある。自分はサッカーに生きてきた人間。引退した後はピッチの脇で(指揮を)やりたい」と説明。現役選手で可能なB級ライセンス取得を目指す考えを示した。

既にウェブを通じて通常の午後の時間を利用して受講を続けており「3年前ぐらいからスタートしたいと思っていたが、なかなか時間がなかった」と説明。この時期での開始については「この後、指導実践が行われる。コロナウイルスの状況で中断した時、浦和レッズのアカデミーの子どもたちと接する機会で自分たちの言葉と一緒に指導することで何か伝えられること、変化できることがあるのではないかと思って無理やりチームに頼んでスタートした」との意図も口にした。

午前中に設けている個人練習は、海外組との意見交換を通じて感じた上半身強化を続けているという。セリエAサンプドリアDF吉田麻也らとの会話の中で「もう少し自分の中で太くするところが上半身」と触発。既に首周辺や胸部が明らかに太くなっており「ユニホームがパツパツですね。動ける筋肉でないといけない」と、いずれやってくる公式戦再開に向けて準備を進めている。【藤中栄二】