ガンバ大阪宮本恒靖監督(43)が5日、今季残り3試合に向けて「自分たち次第で、成績につながるのがはっきりしている。集中して勝ち点3を挙げたい」とコメントした。大阪・吹田市内での練習後、オンライン取材で答えた。

前節3位の名古屋グランパス、4位鹿島アントラーズ、5位セレッソ大阪の動向に関係なく、G大阪が残り3戦全勝で2位を確保できることを指しており、最後の直線を駆け抜ける意気込みを示した。2位死守で天皇杯出場権を得て、タイトル獲得の野望がある。

6日の湘南ベルマーレ戦(BMWス)へは「相手は若い選手、縦への推進力がある選手が試合をつくっている。セットプレーから得点が多いチームなのでケアしないといけない。みんな機動力があり、前線からハードワークする」と、16位の対戦相手を警戒した。

5試合欠場が続くMF井手口陽介(24)、2試合欠場中のMF小野瀬康介(27)の復帰については「微妙なところ」と言葉を濁し、最悪は今季中に戦列復帰できない可能性も示唆した。一方で18歳の高校生プロ、新人のFW唐山翔自については「シュート練習でも課題をもってやっている。1つ点を取れれば余裕は出てくる」と、6試合目でのJ1初得点を期待していた。