鹿島アントラーズの小泉文明社長が、クラブ創設30周年記念日にあたる1日、オンラインで30年後のアントラーズのビジョン構想「ビジョンKA41」を発表し、5年後の26年をめどに新スタジアムの方針を決定することを明かした。

現スタジアムは老朽化が進み、東日本大震災の影響なども含めメンテナンスにコストがかかっている。場所は未定だが、一年中、市民や来場者が利用できる多機能を備えたスタジアム建設を目指すという。スタジアムはサッカー専用で、ショッピングモールも1つの例に挙げ、小泉社長は「周辺を含め街の中で何が必要なのか、どのような機能が必要か、行政の方々と話し合いながらプランをまとめていければ」と話した。

また、今年度に現在のクラブハウスを増改築し温浴施設やミーティングルームを充実させ、将来的には、新しいスタジアムに隣接する場所に新設を計画。現在のクラブハウスは将来的に、アカデミーの拠点にするという。

クラブ創設30周年の今季は、リーグは現在6位で、タイトルは天皇杯にかかっている。小泉社長は「タイトルは取り続けなければいけない。5年後、10年後も取りつづける。1つも取り逃したくない気持ちでいる。クラブW杯も勝ちたい。勝ち続けるための歩みは止めたくない。その中でアカデミーの強化は重要なポイント」と話した。