Jリーグは14日、J3第8節(5月16日)の福島ユナイテッド-ヴァンラーレ八戸(郡山西部サッカー場)の公式記録を訂正した。エントリー資格のない選手を出場させた福島の0-3負けとしていた記録を、2-0の勝利に変更した。

日本サッカー協会の不服申立委員会が同日、0-3の負け試合扱いとする懲罰を受けた件に関しての審議結果を公表し、この処分を取り消し、軽減した懲罰として罰金150万円を科すことを決めた。この決定に従い、Jリーグは、当日の試合結果の通り「2-0」で福島の勝利と訂正した。

この試合は新型コロナウイルスの公式検査で陰性判定を得ていなかった福島の選手が、マッチコミッショナーから他の検査結果により出場は可能と認められて出場。今回の件について、不服申立委員会はマッチコミッショナーの承認が大きな原因だったとし、当該選手が他の検査を受けていることから、懲罰を軽減するべきだと判断した。その上で福島側の落ち度があったことは認定し、再発防止の意味で罰金を科した。

これで福島には勝ち点3が加算され、勝ち点36位の5位となった。