若い選手に適正なプレー環境を確保し、日本サッカー全体の可能性を最大化することを目的として創設されたU-21Jリーグの第1節が行われ、U-21神戸がU-21長崎を4-0で下し、白星発進した。
神戸はU-16日本代表で2種登録のMF花元誉絆(はなもと・よはん、15)がこの日の最年少選手としてピッチに立った。
昨年のメニコンカップ(日本クラブユースサッカー東西対抗戦U-15)のMVPで、高1年代ながらU-21チームでプレーする逸材は、中盤の底で先発出場。24歳までの年長選手が並ぶ中で、堂々としたプレーで存在感を示した。「このリーグができると知って、自分も絡んでいきたい気持ちだった。U-21チームでの練習機会が増えて、自分にはピンチでもありチャンスでもあるという、ワクワクした気持ちだった。その中で、今日はあまり手応えを得られなかったけど、もっと堂々とプレーして、リードしていきたい」。高校1年生とは思えないしっかりとした言葉で、初戦を控えめに振り返った。
同世代の中では余裕すら感じさせるプレーを見せる花元にとって“飛び級”の環境は成長のチャンスとなっている。「練習試合とか練習でボールを奪いにいった時に負けることも多い」という中で奮闘。U-21チームを率いる手倉森誠監督からメンタル面での成長を促す話を聞き「せっかくのチャンスだし、限られた時間の中でも自分のプレーを発揮できる準備をするように意識している」と、与えられた環境を有意義なものとしている。
開幕からJ1で3試合連続先発し、前日には神戸トップチーム相手に決勝点も決めて注目を集める横浜F・マリノスMF三井寺眞(16)の活躍には刺激を受けている。世代別代表の活動で関係を深めたという同学年を見て「眞みたいに、同じ舞台に早く立てるようにならないといけないと思う。世界を見ても16歳や17歳でバリバリやっている選手も多いので、与えられたチャンスを生かしていきたい」。近い将来の飛躍を期待させる15歳が、まずはU-21リーグでその力を示そうとしている。【永田淳】



