全国高校サッカー選手権東京予選Bブロック準決勝が8日、味の素フィールド西が丘で行われ、“ゴール穴あき誤審”の救済で復活4強入りの東海大高輪台が、全国選手権初出場に王手をかけた。

国学院久我山との試合はPK戦に突入し、5人全員が成功し勝利。主将のFW橘琉斗(3年)は「(準々決勝の)PKで1回負けてるんで、失うもの、怖いものはなく、チャレンジャーとしてどんどん仕掛けて、思い切ってやろうと」。がむしゃらな姿勢が強豪撃破につながった。

24日の準々決勝・駿台学園戦も、この日と同じPK戦だった。東海大高輪台13人目のキッカーがゴールを決めた。しかし、会場のゴールネットに穴があり、そこからボールが外へ飛び出したことで審判団が「失敗」と判断し「敗退」。その5日後、主催者が協議の末、準決勝進出チームが覆る異例の事態となっていた。

一度は「敗退」という現実を突きつけられた。川島純一監督は「受け入れる、受け入れないというよりも、僕が受け入れても、そうならないし、反対してもそうならない。すぐ切り替えて、日々の成長にスポットを当ててやってきた」。チームは「打倒帝京」を掲げる。15日の決勝でその相手を破り、東海大高輪台の歴史を変える。【山田愛斗】