浦和レッズGK西川周作(40)がJ1最多出場新記録となる673試合目の出場を果たし、引き分けだった。「僕の中ではいつも通りの1試合と思いながら試合に挑もうと思っていたが、本当にたくさんの方の応援もあって、多少やっぱり意識してしまっている自分がいた。これも自分を応援してくれている方のおかげだと思っている。1試合1試合を責任持ってこれからも戦っていきたい」と感謝の気持ちを口にした。
キャプテンマークを巻いて先頭で入場。試合前には花束を受け取った。
前半34分、神戸MF井手口の枠内シュートをキャッチして防ぐ。
だが同43分、MF武藤の左足シュートに反応したが、ゴールを決められて先制を許した。
後半9分には1対1のピンチで放たれたシュートに体を張って止めた。サポーターからは「西川」のコールが鳴り響いた。
同24分、チームは同点に追いつく。こぼれ球に反応したMF渡辺が左足を振り抜き、ゴールを決めた。西川はガッツポーズで喜んだ。
追加タイムに一時勝ち越すも、すぐに同点に追いつかれ、ドローで終わった。
673試合で最も印象に残っているのはデビュー戦。大分トリニータ時代の05年7月2日横浜戦だ。「震えて緊張した」という前日のことは忘れない。673試合を重ねても、今も試合前には緊張する。「ポジティブなことを独り言みたいな感じでやって、自分に打ち勝ちながら試合に入る」。この日も「今日の俺は絶対できる。絶対勝つ。しっかり勝つ。チームのために最後まで諦めない。お前ならできる」と自身へのおまじないをして、臨んだ。
40歳を迎えても「まだまだ成長できるというところを証明していきたい」。まだまだピッチに立ち続ける。【保坂果那】
◆西川周作(にしかわ・しゅうさく)1986年(昭61)6月18日生まれ、大分県出身。大分の下部組織からトップ昇格し、大分、広島をへて14年から浦和。J1ベストイレブン6度選出。国内3大タイトルに加え、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も2度制覇。05年ワールドユース(現U-20W杯)、08年北京五輪、14年W杯ブラジル大会に出場。国際Aマッチ31試合。183センチ、81キロ。



