日本代表に金星を与えてスタジアムを無言で後にした、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(26=Bミュンヘン)は19日深夜(日本時間20日)ツイッターを更新し「勝者は間違いでは止められない」とプライドをのぞかせた。

 ロドリゲスは、日本が1-4と大敗し1次リーグ敗退を喫した、2014年6月24日のブラジル大会1次リーグ最終戦でも1ゴール、2アシストを決めたコロンビアのエースだったが、左ふくらはぎの故障や疲労で先発を回避していた。前半3分に、MF香川真司(29=ドルトムント)が左足で放ったシュートが右腕に当たった、MFのC・サンチェスのレッドカードで1発退場し、PKで先制を許す苦しい展開の中、後半14分から強行出場した。

 ただ、数的不利の中、日本に押し込まれ続けて流れを変えることが出来ず、後半28分にFW大迫勇也(28=ブレーメン)に決勝ヘッドを許した。同33分には決定的なシュートを放つも、大迫にブロックされてゴールを割ることが出来なかった。

 ロドリゲスは試合後、報道陣に対してサムアップこそ見せたものの、硬い表情のまま取材には応じなかった。ツイッターでは「頭を上げ、次の機会を惜しみなく待っている。俺は、俺の選択を信じている」と、24日に同じく初戦で黒星を喫したポーランドと戦う2戦目に気持ちを切り替えた。