モロッコは連敗で早くも1次リーグ敗退が決まった。ただ、世界ランキング4位のポルトガルに対してシュート数と支配率で上回る奮闘を見せ、ルナール監督は「パフォーマンスに気落ちしていない。チームに関わった全ての人々をとても誇りに思う」と言い切った。

 鋭い出足で主導権を握り、相手エースのロナウドには、試合開始早々の先制点以外はほぼ仕事をさせなかった。連動してサイドから攻撃を仕掛け、ジヤシュは精度の高い左足でFKから好機を演出。初戦に続き決定力不足に泣いたが、20年ぶりにたどり着いた最高峰の大会で格上相手に健闘した。