復帰したFWメッシ(バルセロナ)が19分間でハットトリックを決めるなど4点に絡み、アルゼンチンが5-0でパナマに圧勝し、8強進出を決めた。

 5月27日に行われたホンジュラス戦で腰を負傷し、第1戦のチリ戦は欠場していたメッシが、DFオタメンディ(マンチェスターC)のゴールで1-0とリードした後半16分から大歓声の中、交代出場。前半で退場者を出したボリビア相手にやや膠着気味だった試合が、ここから一気にヒートアップした。

 同23分に相手DFのキックがFWイグアインを直撃したこぼれ球が目の前に転がり、左足で押し込むラッキーなゴールでチーム2点目を奪うと、同33分にはゴール右25メートルからのFKを左足で直接放り込み、さらに同42分にも相手パスを奪ったカウンターからパスを受け、ペナルティーエリア内で個人技で相手DFをかわして左足で押し込み、19分間でハットトリックを達成。同45分には右サイドからのアーリークロスでFWアグエロ(マンチェスターC)の5点目を演出した。

 メッシの代表戦でのハットトリックは12年のスイス戦、ブラジル戦、13年のグアテマラ戦以来4度目。

 アルゼンチンは2連勝で勝ち点を6に伸ばし、2位以上を確定させて決勝トーナメント出場を決めた。