大迫勇也が所属するケルンのFWポジション争いについて、1日の独紙ビルトが以下のように報じた。

 ケルンは中国移籍がなくなったモデステを入れると現在6人のFWを抱える。誰がポジションを獲得するのか。もしモデステが本当に残留することになれば、彼のポジションは確約済みだ。ただ欧州リーグとの過密日程から、出場時間は短くなるかもしれない。

 マインツから1700万ユーロ(約21億2500万円)で加入のコルドバがモデステとコンビを組む? スポーツディレクターのイェルク・シュマッケ氏は「ジョン(コルドバ)はトニー(モデステ)と非常にうまく一緒にプレーができるだろう」とコメントしている。

 大迫はケルン最初の敗者になってしまうのか? シュマッケ氏は「彼はトップ下でもプレーできる」と語るが、大迫自身はFWでのプレーを望んでいる。昨シーズンはモデステのパートナーとして開花し、7ゴールをマーク。今季はコルドバとポジションを争うことに。

 ルドネベス、ツォラーは強力なライバルとのポジション争いでセンターでのプレーはノーチャンス。シュマッケ氏は「2人ともアウトサイドでもプレーできる」と語る。だがそこにはリッセとビッテンコートのポジション。若手のギラッシーは昨シーズン450万ユーロ(約5億6300万円)の移籍金でケルンに来たが、股関節のオペなどでわずか6試合に短い出場をしただけだ。

 シュマッケ氏は6人のFWを抱えることを「強さのサインだ」とコメント。ペーター・シュテーガー監督にとっては挑戦になる。出場機会を得られないFWのフラストレーションはより早く高まるだろうから。