バイエルン・ミュンヘンのカールハインツ・ルンメニゲ代表取締役は11日、クラブの公式サイトを通じ、レアル・マドリードからコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(25)を獲得したのは、ロドリゲスが14年W杯ブラジル大会後、Rマドリードに加入した当時、同クラブを率いていたカルロ・アンチェロッティ監督の、たっての希望だったと明らかにした。

 ルンメニゲ代表取締役は「我々は今回の移籍が完了できたことを、本当に喜んでいる。ハメス・ロドリゲスを獲得したのは、われらがアンチェロッティ監督が強く望んだからだ。彼らはマドリードでともに働き、大きな成功を得たからだ」と語った。

 またロドリゲスについて「多様な能力を持っている選手だ。自らゴールを決めることができ、また演出もできる。セットプレーのキッカーとしても偉大だ。今回の移籍が、我々のチームを強化することに疑いはない」と手放しで絶賛した。

 バイエルンはロドリゲスの移籍について、買い取りオプション付きの19年6月30日まで2年間のレンタル移籍でRマドリードと合意した。メディカルチェックを通った段階で正式にサインする。ロドリゲスは16日にバイエルンに合流し、中国とシンガポールに回るバイエルンのアジアツアーにも参加する。