W杯欧州予選でG組首位スペインはアウェーでリヒテンシュタインに8-0と大勝した。DFセルヒオラモスのゴールから始まり、最後はオウンゴールを誘発して締めくくり、W杯本戦出場に向けてまた1歩前進した。6日付のスペイン紙マルカでは、2012年のW杯予選ジョージア戦以来となるポゼッション80%を記録したほか、アウェーでのスペイン代表最多得点試合になったと報じた。

 ロペテギ監督は「一番強調したいのは、チームが相手に関係なく、どこであろうと1分1分を貪欲に戦ったことだ」とチームの勝利への強い飢えを高く評価した。さらに「選手のタレントだけでなく攻撃的かつ勇敢なサッカーをすることを目指した。早い時間のゴールは物事をより優位に運べるもの。高いリズムの試合をしたかったし、チームは本当に素晴らしいプレーをした」と大勝を振り返った。

 残り2試合で2位イタリアとは勝ち点差3を維持。イタリアとの直接対決を終えているため、圧倒的有利な状況にもロペテギ監督は「本戦出場に近づいただけでは全く意味がない。10月、大事な2試合を自分たちは戦う」と気を引き締めた。