ナポリがMFハムシク(30)のゴールでクロトーネを下し、前半戦の首位ターンが決定した。

 在籍11年目のハムシクは、23日のサンプドリア戦の決勝ゴールでクラブ通算116得点目となり、マラドーナ氏が持つクラブ最多記録を26年ぶりに更新。この試合でも前半17分、MFアランとのパス交換からペナルティーエリア左からの左足シュートを突き刺し117得点目をマーク。これが決勝点となりチームを勝利に導いた。

 ナポリは15勝3分け1敗の勝ち点48で、1試合消化の少ないユベントスに4差をつけリーグ戦5度目の前半戦首位ターンとなった。このうち、マラドーナ氏がいた86-87年、89-90年は優勝したが、15-16年はユベントスに逆転され9差の2位に終わった。ハムシクは「前半戦の首位は何の意味もないことは分かっている。シーズンの最後にトップにいたい」と、28年ぶりのスクデット獲得へ静かに闘志を燃やした。