元ドルトムント監督のトーマス・トゥヘル氏(44)は、ドイツの絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンからの監督就任要請を拒否したと、25日付の独紙ビルトが報じた。

 ユップ・ハインケス監督が今夏限りで退団する予定となっており、クラブは後任監督探しに動いている。同紙によると、今週に入り真剣にトゥヘル氏との交渉に臨もうとしていたが、電話をかけてコンタクトを取ったところ、すでに海外のトップクラブで指揮を執ることが決まっているため、Bミュンヘンでは監督をできないという旨を伝えてきたという。

 Bミュンヘンはハインケス後任を決断するのが難航していた。ウリ・ヘーネス会長はハインケスがさらにもう1年監督をしてくれることを祈っていたが、ここにきてようやく断念。だがトゥヘルへのコンタクトは遅すぎたようだ。ドイツ語を話す監督を条件に挙げているカールハインツ・ルンメニゲ代表取締役は、トゥヘルのほかにライプチヒのハーゼンヒュットル、フランクフルトのコバチ、ニースのルシアン・ファブレらが候補に挙がっている。一方でドイツ語は話せないが、トットナム監督ポチェティーノともコンタクトを取っていると報じた。