FW久保裕也(24)が所属するヘントはホームでMF森岡亮太が所属するアンデルレヒトに1-0で勝利した。

 久保はフル出場したが無得点だった。森岡は無得点で後半37分に交代した。

<久保コメント>

 -ワントップ

 「最近、ワントップです」

 -いつからですか?

 「この間の試合(対ヘンク戦)からです。(ワントップは)ロングボールが多いとキツイですけれど、グランダーで来たらなんとか行ける感じです」

 -ワントップですが、自由に動いて良さそうですね

 「そうですね。ワントップというより、守備の時は完全に下がりますし、(ボールを持った時は)自由に動いていい感じです。『最初の入りはワントップ』という形で、あんまりワントップ、ワントップしてないかなと思います」

 -シュートの本数が増えてますが

 「枠に入れたいんですが」

 -以前、中盤で使われていた時、「ストレスがある」と言ってたが、それはもうないのでは

 「そういうストレスはないです。前にポジションを取れば、やっぱりチャンスが増えますので、それだけ決めるチャンスも来るということで、僕にとってはすごく良いですけどね」

 -久保選手の武器の1つがキックテクニック。前半のヘンクは久保選手のCK、FKからチャンスを作ってました

 「最近、コーナーキックを練習しています。ニアに速いボールを入れるというのを、チームとしてやってます。チャンスはありましたが、入れば良かった。FKはイマイチでしたけど」

 -身体のキレを感じました。前のポジションで使われていることも影響してますか?

 「やっぱり前にスプリントする回数が増えれば増えるほど、体がシャープになってくる。それはだいぶ違うと思います」

 -久保選手がスプリントすると、味方が最初に見てくれるというのもあるんですか?

 「そんなにつなぐチームでもないし、今はつなげないんで、そういう意味で前にいると結構シンプルにボールが入ってくる。それは良いですよね」

 -周りがよく見えている感じがします。今、視野が広いのでは? 

 「落ち着いてプレーできてると思います」

 -最後の超ロングシュート、惜しかったですね

 「いやあ…。入ったかなあと思ったんですがねえ。あそこまで、あんなに跳ねるかあという感じです」

 -68分、素晴らしいミドルシュートを打ちました。あれはジャストミート?

 「もうちょっとニアに打ちたかったんですが、真ん中に行ってしまった。ニアに行ってたら、もしかしたら可能性があったかもしれない」

 -ファンデルハーゲ監督の元、久保選手は最初ウイングで起用された。トップ下の時はより中盤としてのタスクが多かった。今のシステムで久保選手の特徴を生かすには、ストライカーが一番いいと感じたが

 「でも、今の監督はうまくいかなかったら(選手を)すぐ変えてしまう。だから、うまくいっている時に自分がフィットできれば、そこ(のポジション)がフィットしていると思うだろうし。中盤でうまくやっていた時は、監督もそこがいいと思っていたでしょう。結果が全てだと思います」

 -プレーオフではチャクベタゼ選手と中盤の3番手、4番手あたりを競っていた。ヘントはプレーオフで2連勝と最高のスタートを切ったが、その後失速した。その間、チームが大きく変わった。この短いようで長い、長いようで短いプレーオフをどう振り返るか?

 「1試合目、2試合目、チームはすごく調子が良かったが、自分はあまり絡めてなかった。だけど、内容はすごく守備的だったので、自分にチャンスが来るなと思ってました。そこからうまくいかない時期が来て、色々変わった。色々あるプレーオフだったなと思います」

 -久保選手の復調したきっかけは? 今、いいタイミングでコンディションが上がった来ましたよね

 「我慢をして、コンディションを整えて、(チームが)悪い時期に自分が乗れたかなと思います」

 -ヘンク戦で10ゴール目を決めました。最低限のノルマは達成した

 「最低限ですけれど、昨シーズンは半年で2桁取れたので、そういう意味ではあんまり納得してません。でも、最低ライン(を達成できた)かなと思います」

 -来週のクラブ・ブルージュ戦について

 「アウェーですけれど、勝ち点を取りたいです。あと個人的には枠に(シュートを蹴って)ゴールを決めたいです。最後は気持ちよく終わりたいですね」