欧州サッカー連盟(UEFA)は、欧州リーグ(EL)決勝進出を決めたチェルシーとアーセナルのサポーターに対し、決勝が開催されるアゼルバイジャンのバクー国際空港に収容できる人数が限られることから、それぞれ6000枚のチケットしか割り振らないと10日付の英紙タイムズ(電子版)が報じた。

同決勝は今月29日にアゼルバイジャンの首都で開催されるが、試合が行われるバクー・オリンピックスタジアムは、6万8700人収容。しかし、タイムズ紙の調べによると、バクーのヘイダルアリエフ国際空港は1日に1万5000人の利用者が限界だという。両クラブとも割り当てられたチケットの少なさに不満を述べているが、UEFAも制御できない状態にあり、やりようがないという。

スペインのマドリードで開催される欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝については、リバプールとトットナムのファンに対し、それぞれ1万6000枚のチケットが割り振られている。(A・アウグスティニャク通信員)