マジョルカは15日、ホームでのアラベス戦に1-0で勝ち、4試合ぶりの勝利を飾った。リーグ戦5試合連続途中出場の日本代表MF久保建英(18)について、試合翌日の紙面でのスペイン各紙の評価は高いものとなった。

久保は0-0の後半7分にフェバスと代わりピッチに入ると、その2分後に左サイドで切れ味鋭い突破を見せ、ロドリゲスの先制点をアシストした。最終的にVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でエルナンデスのハンドを取られノーゴールとなった。だが、いきなり存在感を見せつけた。

マルカ紙は久保の評価について、チームトップタイの2点(最高3点)をつけた。アス紙も同様にチームトップタイの2点(最高3点)をつけている。さらに「タケ・クボの出場が最重要となり、(得点した)エルナンデスが試合を公平なものにした」と好評価。試合の流れを大きく変え、決勝点を決めた選手とともに大きな役割を果たしたことを強調した。

マジョルカのリーグ戦成績は24試合6勝3分け15敗の勝ち点21。暫定ながら17位で2部降格圏内(18位以下)から脱出している。

ここ最近で最も長く出場した久保の今季リーグ戦成績は、21試合1169分間出場、1得点1アシスト。先発出場は10試合となっている。

マジョルカは次節、21日にアウェーでベティスと対戦する。

(高橋智行通信員)