新型コロナウイルスの影響で、公式戦が終了しなかった場合でもプレミアリーグは放送権料の返済が「免除」される見通しとなった。11日の英デーリー・メール紙が報じたもので、コロナウイルス感染拡大で公式戦消化が不可能となった場合、同リーグは放送局の英スカイスポーツに対し、3億7100万ポンド(約519億4000万円)分の放送権料の返済義務があるという。

リーグ幹部がスカイスポーツ側と交渉を続けており、代替の権利契約の可能性について話し合いを続けている。代替の権利として22-23年シーズンの終わりまで契約年を拡張などが1つの案として浮上している。サッカーを含めた世界的なスポーツの中断で、スカイスポーツの解約を進める加入者も多いため、慎重に話し合いを進めている。

またリーグはスカイスポーツとは別にBTスポーツなど国内外の放送局とも総3億4100万ポンド(約477億4000万円)の返済が必要となる。しかし返金を要求する会社が多くない見込みで、金銭的な妥協点を見いだそうとしている。最悪でも1億5000万ポンド(約210億円)程度にとどまるのではないかと希望的な観測があるという。