レアル、久保ら若手に10年で500億円以上投資

レアル・マドリードは2010年から21歳以下の若手選手の獲得に力を入れ、4億ユーロ(約480億円)もの莫大(ばくだい)な資金を投資し成果を挙げてきたとスペイン紙マルカが1日に報じた。

Rマドリードは10年前の2010年、ラシン・サンタンデールに所属していたカナーレス(現ベティス)を600万ユーロ(約7億2000万円)で獲得したのを皮切りに、将来有望な若手選手との契約をクラブの新たな方針のひとつとした。

それから現在に至るまで、21歳以下の24選手を獲得するのに4億3880万ユーロ(約526億5600万円)を投資。そして現在、ドルトムントのノルウェー代表FWハーランド(19)、レンヌのU-21フランス代表MFカマヴィンガ(17)を狙っている。しかし新型コロナウイルスの影響を財政面に受けている今夏は難しく、獲得する場合は来年とみられている。

24選手の中で最も素晴らしい例のひとつはアセンシオだろう。当時、3部リーグで輝いていた18歳のアセンシオに対して、Rマドリードはバルセロナとの獲得レースに勝利し、350万ユーロ(約4億2000万円)で契約した。その後の活躍は誰もが知るところで、エスパニョールでの1年間の期限付き移籍を経て、Rマドリードのトップチームの一員になっている。

クラブは2017年のビニシウス獲得から合計11人に3億500万ユーロ(約366億円)、1選手平均3005万ユーロ(約36億600万円)を費やしている。これは2010年からの投資額の75%を占めており、クラブが今現在、特に若手選手の獲得に力を入れていることを示す数字となっている。一方、2010年から2017年までの投資額は、合計13選手に1億3850万ユーロ(約166億2000万円)、1選手平均1065万ユーロ(約12億7800万円)である。

24選手の中、最も獲得金額が高かったのは昨夏に入団したヨビッチで6000万ユーロ(約72億円)。一方、最安値は久保建英で200万ユーロ(約2億4000万円。※移籍金0ユーロと伝えるメディアもあり)。そして最後に加わったのは今季Bチームのカスティージャに所属するヘイニエルで3000万ユーロ(約36億円)となっている。

Rマドリードがここ10年間で契約した21歳以下の選手の中、今季のトップチームにバラン、カゼミロ、カルバハル、イスコ、アセンシオ、バルベルデ、ビニシウス、ロドリゴ、ブラヒムの9人が所属している。これはクラブの方針がうまくいっていることを証明するものとなるだろう。

またクラブは24選手の中、これまでにカナーレス、エジル、コバチッチ、テオの4選手を売却し1億1950万ユーロ(約143億4000万円)を手にしている。

(高橋智行通信員)