イタリア・セリエAは8日、相手選手にかみついたラツィオDFパトリック(27)に4試合の出場停止と罰金1万ユーロ(約120万円)を科したと発表した。

スペイン出身のパトリックは1-2で敗れた7日のレッチェ戦の試合終了間際にレッチェのDFドナーティの腕にかみついた。レッチェの選手は抗議したが、主審はすぐには判断を下すことができなかった。その後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で確認したところ、パトリックは一発退場となった。

パトリックは試合後に自身のインスタグラムで謝罪し、かみつかれたドナーティもその謝罪を受け入れた。

サッカーで「かみつき」と言えば、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会でのウルグアイ代表FWスアレスが有名。1次リーグのウルグアイ-イタリア戦で、イタリア代表DFキエリーニの肩にかみついた。この行為に対して、国際サッカー連盟(FIFA)はスアレスに代表戦9試合の出場停止と罰金100万スイス・フラン(約1130万円)の厳罰を科した。