今季限りでの引退を発表したセレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(39)の引退会見が22日、大阪市内のホテルで行われた。

スーツ姿で登場した大久保は、最初の言葉を発する時から涙があふれた。

「泣かない予定だったんですけど、泣いてしまいました。すいません」

「大久保嘉人は今シーズン限りで引退します。素晴らしいサッカー人生でした」などと話した。

引退理由を問われると「プロになった時から、こういう引退をしたいというプランがあって。それができるかどうかも自分次第。動けるうちに、まだまだできるだろうと、思えるうちに辞めたかった。それが、今かなと思いました」と語った。

あと9得点に迫ったJ1通算200得点については「取りたい気持ちはあった」と本音を漏らした。

長崎・国見高校3年時、当時J1の16クラブ中15クラブからオファーを受け、森島と西沢という2人の日本代表が在籍したC大阪入りを決断。スペイン1部マジョルカ、ドイツ1部ウォルフスブルクと2度の欧州移籍をはさみ、神戸や川崎F、東京、磐田、V川崎を渡り歩いて今季から愛着のある古巣C大阪に15年ぶりに戻っていた。

今季ここまで6得点。昨季はJ2の東京Vで無得点に終わったが、開幕直後には上位争いをする原動力として復活を印象づけた。

J1通算最多得点記録を更新する191得点をマークし、200得点は目前に迫っていた。C大阪側からは来季の契約延長の提示を受けたばかりだったが、悩んだ末にユニホームを脱ぐことを決断した。

残り試合はリーグ戦2試合と、4強に勝ち進んでいる天皇杯で、最大4試合になる。

得点にこだわり続けてきた日本歴代最高のストライカーは、残された試合で1点でも多く、ゴールを届けたい。

 

 

【大久保の今季残り試合】

〈J1リーグ戦〉

◆27日 名古屋戦(ヨドコウ)

◆12月4日 清水戦(アウェー)

〈天皇杯〉

◆12月12日 準決勝・浦和戦(埼玉)

◆同19日 決勝戦(川崎F-大分の勝者、国立)