ロシア人オーナー、アブラモビッチ氏が英国やEUから経済制裁を受けたサッカープレミアリーグ・チェルシーの新オーナー候補が「4+1」にしぼられた。英デーリーメール紙電子版が報じた。
同電子版によると、現在までリストに残っているのは次の4候補。 ◇ ◇
◆トッド・ボーリー氏&ハンスユルグ・ビース氏 ボーリー氏は大リーグ・ドジャースと米バスケットボールNBAレーカーズの共同オーナー。ビース氏はスイス人実業家の大富豪。2人の共同事業体に、バーバラ・シャロン氏(音楽専門のPR会社創業者でマドンナやフー・ファイターズ、ロッド・スチュワート、マルーン5らを担当)、ダニエル・フィンケルスタイン氏(英国のジャーナリスト、議員)、ジョナサン・ゴールドスタイン氏(英国人実業家)らも加わった。
◆マーティン・ブロートン氏&セバスチャン・コー氏 ブロートン氏は英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの元会長で、プレミアリーグのリバプールでも会長を務めたことがある英国人実業家。セバスチャン・コー氏は世界陸連の会長でロンドン五輪では組織委員会会長を務めた。
◆リケッツ家&ケネス・グリフィン氏 米大リーグ・カブスのオーナー、リケッツ家と金融サービス会社シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏がタッグを組んだ。グリフィン氏はアブラモビッチ氏の3倍の資産を持ち、チェルシー買収に興味を持っている個人としてはもっとも裕福な人物だという。リケッツ家は米トランプ前大統領を支援するなど、政治的姿勢に疑問が持たれており、ファンからの反発を呼んでいる。だが候補リストには残っているもよう。
◆ステフェン・パリューカ氏 NBAセルティックスのオーナー。ボストンを拠点とする投資会社ベインキャピタルの共同会長も務める。セリエAアタランタの55%の株式を持っており、これが問題視される可能性もあるという。
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デーリーメール電子版によると、この4つの個人、団体に加えて「謎の5番目」がいるという。この4つの中ではボーリー氏とブロートン氏の両グループが、現時点では有力視されているもよう。
もともとニューヨークの投資銀行レイングループがアブラモビッチ氏からの依頼でチェルシーの売却先を探していた。同氏が英国政府から経済制裁を受けた後、クラブは事実上、政府の管理下に入った。そうなった後も、政府はレイングループにクラブ売却先の選定を継続させている。
関係者によると、ボーリー氏のグループの買収オファーは25億ポンド(約4090億円)を下回るくらい。ブロートン氏はそれより少し少ないもよう。各グループとも、オファー増額の可能性はあるという。
英国の高級不動産開発業者で歌手・女優のホリー・バランスが夫人のニック・キャンディ氏は候補者リストから脱落したもよう。キャンディ氏と組んでいた韓国のハナ金融グループ、C&Pスポーツグループは別のグループとの連係も模索しているという。

