アーセナル(イングランド)の日本代表DF冨安健洋(24)がアクシデントに見舞われた。準々決勝進出をかけ、スポルティング(ポルトガル)とのホームで行われた第2戦に先発したが、右脚を痛め前半9分に負傷交代。膝を気にするそぶりもあり、日本代表への合流に黄信号。長期離脱の可能性も出てきた。試合は1-1で引き分け、2戦合計3-3で延長に突入。そのまま迎えたPK戦を3-5で敗退した。
◇ ◇ ◇
冨安がアクシデントに見舞われた。8強入りへ、ホームで右サイドバックで先発。しかし、前半5分、守備の局面でパスを受けた相手に体を寄せ前に出た際、左足を滑らせてバランスを崩し、不自然な体勢で倒れた。少し右脚を気にしながら、そのままプレー。守備の場面ではスピードを上げて対応するなどしていたが、わずか1分ほどで右手を上げ、自らプレー続行できないと訴え、ピッチに座り込んでしまった。
医療スタッフが駆け寄り、右膝を曲げ伸ばしさせるなど状態を確認。そのまま、冨安は歩いてピッチを出たが、険しい表情のままだった。
15日にはワールドカップ(W杯)カタール大会後、初の活動となる日本代表に順当に選出された。世代交代で、同じセンターバックの大黒柱だった吉田麻也が選外になった。冨安にかかる期待は、これまで以上で、DFリーダーとしての役割を求められることが確実だが、招集に黄信号。アルテタ監督は試合後、「冨安は、直後のリアクションや私への言葉から、かなり深刻な状態のように感じた」と語った。スタジアムから引き揚げる際に松葉づえを使っていたと伝えるメディアもあり、長期離脱となれば、影響は計り知れない。
アーセナル移籍後はけがに悩まされ、昨年のW杯カタール大会でも、直前の右太もものけがなどもあり、フル回転できなかった。検査の結果やクラブによる発表を待つ段階だが、もし大けがともなれば、日本代表にとっても、PK戦の末に敗退したアーセナルにとっても、悪夢となる。

