チェルシーが今夏、バルセロナのスペイン代表MFガビ(18)の獲得を狙っているとスペイン紙アス電子版が11日に報じた。

財政難のバルセロナは以前より、スペインリーグの定めるサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)に大きな問題を抱えている。もし6月30日までにそれを解決できない場合、ガビの現在のプロ契約が無効となり、今夏、移籍金なしで獲得できる可能性があるとのことだ。

ガビは昨年9月、契約解除金が10億ユーロ(約1450億円)の大幅アップする26年までの新契約で合意した。しかしその後、サラリーキャップの条件を満たしていないことを理由に、スペインリーグがトップチーム登録を拒否。バルセロナはこれを不服とし、1月に地元の裁判所に訴えを起こした結果、暫定的に正当性が認められた。これによりガビはトップチーム登録され、背番号が30から6に変更されていた。

しかし3月に同裁判所がバルセロナの訴訟に不備があったとして暫定措置を却下。これによりガビはユースチーム登録に戻り、再び30番のユニホームを着ることになった。

そんな中、チェルシーは3週間前、クラブのスポーツディレクターなどがマドリードでガビの代理人を務めるイバン・デ・ラ・ペーニャ氏と最初の話し合いを実施し、契約への強い意欲やスター選手としての地位を与えることなどを伝えたとのこと。さらに高額の年俸および、実際に移籍金なしで加入することになった場合、莫大(ばくだい)な契約ボーナスを支払う準備があるという。この1回目の会合は両者にとって非常に満足いくものとなり、近日中に新たな会談が予定されていると同紙は伝えている。

(高橋智行通信員)