レアル・マドリードが来季に向けた補強を早々に終了する予定だとスペイン紙アスが21日に報じた。
Rマドリードは来季のチーム作りを今季終了前から始めており、スペインリーグ最終節前にアセンシオ、マリアーノ、アザール、ベンゼマの退団が決定。その後、フラン・ガルシアとベリンガムを完全移籍、ホセルを買い取りオプション付きの1年間の期限付き移籍で獲得し、ブラヒム・ディアスを期限付き移籍から復帰させた。
積極的な動きを見せるRマドリードだが、同紙によると今夏のプレシーズンで得点力不足が続いた場合や、安価で優れた選手を獲得できる機会が訪れた場合を除き、これ以上の補強を行わないつもりであるという。これ以上無理に選手を補強する必要はないと判断しているとのことだ。
そのため、現時点で対戦が決まっているACミラン、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、ユベントスとのアメリカでのプレシーズンマッチで相当なゴール欠乏症に陥らない限り、莫大な移籍金が必要になり得るトットナムのイングランド代表FWケインのような選手獲得には動くつもりはないとのこと。フロレンティーノ・ペレス会長は“ガラクティコ(銀河系の選手)の補強は年に1人”というスタイルに戻るつもりであり、今夏、金銭的努力をするのは移籍金1億ユーロ(約150億)超えのベリンガム1人に留めるつもりであるという。
一方、来夏、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペが公の場でRマドリード移籍を希望する旨を表明し、移籍金・入団ボーナスなしの状態で獲得できるという2つの条件が満たされた場合のみ、契約に動くと同紙は伝えている。
また同紙によるとフロレンティーノ・ペレス会長は、クラブの財政を健全化する義務がある中、今年9月に改修工事が終了予定の新しいサンティアゴ・ベルナベウ、そして競争力のある若いチームという遺産を後世に残すという夢があるとのこと。コロナ禍に散財しなかったのでも分かるように、実際にその方針に沿って堅実なチーム作りをしていると言えるだろう。(高橋智行通信員)

