【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】アトレチコ・マドリード(スペイン)が、セルティック(スコットランド)を6ゴールで粉砕した。

中でも圧巻のプレーを披露したのがアントワーヌ・グリーズマン(32)だった。

前半6分、相手のクリアボールを披露と、先制のミドルシュートを決めた。そして同23分にセルティックFW前田大然が危険なタックルで退場となると、数的優位を活用。グリーズマンを中心とした攻撃に拍車がかかった。

モラタのゴールで2-0として迎えた後半15分だった。MFジョレンテの右クロスを相手選手がクリアミス。ボックス中央で受けたグリーズマンは芸術的な左足ボレーでたたき込み、自身2点目のゴールを挙げた。

この一撃で完全に戦意喪失した格好のセルティックは、この後にも3失点した。

シメオネ監督は試合後、興奮冷めやらぬ様子で、マンオブザマッチに選ばれたグリーズマンをべた褒め。

「彼のアトレチコ復帰に賛成しない人もいたが、私は何の疑問も持っていなかったし、彼はアトレチコでプレーするために生まれてきたと確信していた。若い時もとてもよくやっていたし、大きく成長した。その後、一度去ってまた戻り、自分の状況を好転させた。彼はいつもハングリーな選手だ」

さらに「我々は彼にインサイドでプレーすることを指示し、それを熱意を持って実行している。謙虚で勤勉で問題を起こすことがない。グリーズマンのような選手がいてくれて、私は監督として幸運だよ」とまで言い切った。

そして記者から「グリーズマンがAマドリード史上最高の選手の一人だと思うか?」と質問が飛ぶと、迷わずこう答えた。

「比較するのは良くないが、彼が残しているものを考えれば、おそらくクラブ史上最高の選手の1人になるだろう」

気っ風が良い闘将の言葉が、この日のプレーぶりを何より物語っていた。