4季ぶり7度目の優勝を目指すバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)はホームでレアル・マドリード(スペイン)と2-2で引き分けた。序盤から押し気味に試合を進めたが前半24分に一瞬の隙を突かれて失点。後半からFWサネのドリブルからのシュートとFWケーンのPKで一時リードしたが、終盤に与えたPKで追いつかれた。

ホームで引き分けに終わったが、この試合でもエースのケーンはゴールを決めた。1-1の後半12分、PKを右足で落ち着いて仕留め、今大会得点ランキングトップに並ぶ8点目。ただ、そのゴールはチームの勝利に結びつかず「少し失望している。最初は勢いがあったし、2-1とリードした後にも2、3回はチャンスがあった。3点目も可能だった」と悔やんだ。

今季はこれで公式戦通算43試合で43得点。ただ、チームは国内リーグで12連覇を逃し、ドイツ杯でも早期敗退。残る今大会で自身初となる主要タイトル獲得を目指している。30歳のイングランド代表は「今シーズンの全てをこの大会に懸けている。手にすることができれば素晴らしいシーズンになる」とし「アウェーでの試合は厳しいものになるだろうが、信念を持って向かい、勝利を目指す」と、5月8日に行われる敵地での第2戦に目を向けた。