日本代表GK鈴木彩艶(23)が所属するアストンビラ(イングランド)は、アウェーでバルセロナ(スペイン)に0-3と完敗し、今大会4戦目で初黒星となった。

バルセロナのハイプレスの網にはまり、前半7分に失点した。ゴールキックからのビルドアップ。ゴール前で短くパスを受けた鈴木は、下がってきたボランチのジョー・ゴメスへパス。ラフィーニャのプレスを受けたJ・ゴメスがワンタッチで左へ流したパスがずれたところを、FWラフィーニャに奪われ、左足の強烈なシュートを決められた。

前半26分にも自陣ゴール前でハイプレスを受け、鈴木からのビルドアップからFWゴードンに奪われ、至近距離からシュートを受けた。ここは鈴木がセーブし、追加点を許さなかった。

しかし後半7分、バルセロナの素早い攻撃の前に失点した。MFフェルミン・ロペスのパスをバイタルエリアで受けたラフィーニャが左足を振る。体を寄せたDFパウ・トーレスの足に当たり方向が変わったシュートは、鈴木が構えた方向とは逆の左へ転がり、反応できなかった。0-2とされた。

バルセロナの攻撃力は想定以上だった。後半19分に左DFカンセロにドリブル突破を許し、芸術的な右足アウトサイドでゴール前へスルーパスが出た。鋭く抜け出したラフィーニャに左足ワンタッチで流し込まれ、0-3。完璧な崩しに鈴木もなすすべがなかった。

後半22分には再びビルドアップを狙われた。鈴木から出た短いパスを鋭いプレスから奪われ、F・ロペスにシュートを打たれた。ここは鈴木がセーブし、難を逃れた。

バルセロナはアストンビラが鈴木を挟んでビルドアップを行う形を把握。鈴木にボールが入ったタイミングで出し手と受けての双方にプレスをかける動きを徹底し、好機をつくっていた。

アストンビラは前半にFWニコラス・ジャクソン、MFマンザンビが決定機を迎えたが、得点できなかった。終わってみれば実力差を見せつけられての完敗だった。開幕からの連勝は3でストップし、初めて土が付いた。

それでも鈴木は今月の日本代表活動でブラジル代表のラフィーニャとは再び顔を合わせるだけに、この日の経験をすぐに生かしたいところだ。