サッカー日本代表(FIFAランキング18位)が31日、東京・MUFG国立で、アイスランド代表(同75位)と国際親善試合で対戦する。W杯北中米大会(6月11日開幕)前、国内最後の試合。森保一監督(57)は国立での前日会見に出席。22年W杯カタール大会から3年半の積み上げを示すとともに、本大会への機運を高めることを誓った。壮行試合限定招集したDF吉田麻也(37=LAギャラクシー)やMF遠藤主将(33=リバプール)、MF伊東純也(33=ゲンク)の先発起用を明言。2度目の大舞台へ全てを結集して挑む。
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森保監督にとって国内で最後の指揮となるかもしれない。史上初めてW杯2大会連続で代表監督を務め、着実に強化を進めた。W杯に向けて最後の親善試合。選手の状態を確認することはもちろん、結果、内容ともに追求して日本中にエネルギーを届ける覚悟だ。「国民の皆さんがW杯についてより認知、認識し、多くの方々と日本一丸でW杯に向かいたい」と力を込めた。
進化を証明する機会となる。22年12月28日の就任会見で攻守に主導権を握るスタイルを志向した。前回W杯カタール大会では、守備的な戦い方でドイツ、スペインを連破。新体制では名波浩コーチや前田遼一コーチ、長谷部誠コーチ、直近では中村俊輔コーチも招聘(しょうへい)して成長を促した。「主体的に選手たちがコミュニケーションをとりながら、試合状況に合わせてやれるようになった」と確かな手応えを感じている。
第2期は練習の仕切りをコーチ陣に託し、森保監督は全体を見守るマネジメント型に完全移行。スタッフの役割がより明確になり、戦術浸透度も深まった。選手との意見交換も活発化し、チームとして一段階上に行った。「勝利を目指して1戦1戦やってきた中でいろいろなチャレンジをしてきた。それが積み上げとなって、チームの成長にしていきたい。試合の内容で『俺たちも、私たちも一緒に世界に挑もう』と思ってもらえるようにやっていきたい」。スタイルを貫き、自信を持って、大勝負に向かう。【佐藤成】
【日本代表のW杯カタール大会VTR】
◆1次リーグ・日本1-1ドイツ(22年11月23日)VTR 日本は前半から押し込まれピンチの連続。前半33分、ギュンドアンににPKを決められ先制点を許した。森保監督は後半に4バックから3バックへ変更し、攻撃的な選手を投入。途中出場のMF堂安が後半30分、パンチ力十分の左足シュートで1-1の同点。これで勢い付くと同38分、縦パスを受けたFW浅野が抜け出し、名手ノイアーの頭上を抜くシュートで決勝点を挙げた。
◆1次リーグ・日本0-1コスタリカ(22年11月27日)VTR 歴史的勝利となったドイツ戦から先発5人を変えた中、チームは攻めあぐねた。後半には三笘、伊東らを投入し、サイドから攻撃の糸口を探るが得点を奪えず。すると後半36分、日本はDFラインの背後を突かれて対応。伊藤が頭ではね返し、吉田がキックは中途半端な浮き球となり、守田はクリアできず相手に奪われ、決勝点につながった。シュート13本を放ちながら完封負けした。
◆1次リーグ・日本2-1スペイン(22年12月1日)VTR 3バックで臨んだ日本は前半からゲームを支配され劣勢。前半11分、FWモラタにヘディングで先制点を許した。森保監督は後半開始と同時に攻撃的な選手を投入。途中出場のMF堂安が同3分にショートカウンターから強烈な左足で相手GKの手を弾くシュートで追いついた。同6分には三笘がゴールラインギリギリで折り返す「三笘の1ミリ」からMF田中が詰めて逆転した。
◆決勝トーナメント1回戦・日本1(1PK3)1クロアチア(22年12月5日)VTR 4度目となるベスト16超えに挑んだ。前半43分、CKの流れからFW前田が先制点を決める。しかし後半10分、相手FWペリシッチに頭で決められて同点に追いつかれる。延長戦で得点は生まれず、PK戦にもつれ込んだ。1人目の南野、2人目三笘、4人目吉田が失敗。相手は3人が決め、またもベスト8進出はならず敗退した。


