スペイン代表のデラフエンテ監督がFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会(6月11日開幕)に向けた最後のテストマッチに快勝した後、「中盤には世界最高の選手が6人揃っている」とMF陣を高評価した。

今大会の優勝候補に挙がるスペイン(FIFAランキング2位)は8日、プエブラ(メキシコ)で、南米予選を突破できなかったペルー(同51位)と対戦した。

スペインはヤマル(バルセロナ)やニコ・ウィリアムズ(ビルバオ)といった攻撃の主軸をけがで欠きながらも、いつも通り立ち上がりからボールをキープ。前半2分に絶好調のFWオヤルサバル(レアル・ソシエダード)がペナルティーエリア手前からの鮮やかなミドルシュートを突き刺し、代表戦ここ11試合で12点目を記録した。

その後もスピーディーなパス回しで相手を翻弄し、前半32分にFWフェラン・トーレス(バルセロナ)が右サイドから入れた低空のクロスを、ゴール前に走り込んだMFペドリ(バルセロナ)が押し込み2−0にした。

選手を次々と入れ替えた後半も主導権を握り、後半8分にFWジェレミ・ピノ(クリスタル・パレス)が右サイドから上げたクロスがGKに弾かれた後、オウンゴールとなった。後半20分にディフェンスラインの背後を取られて失点を許すも、3−1で勝利した。

試合後、デラフエンテ監督が話したもようをスペイン紙マルカが伝えた。まずペルー戦について、「けが人が出ず、とても良いプレーを見られたので、大満足で終えることができた」と手応えを感じていた。

センターフォワードについては「非常に難しいポジションだ。我々には数多くの選択肢がある。ゴールだけに注目すべきではない。選手たちが貢献しているものは他にもたくさんある。評価すべきはチームがゴールを決めることだ。ボルハ(イグレシアス)の出番も必ずやって来るだろうが、我々にはミケル・メリーノや、サイドでも中央で素晴らしい選手であることを証明しているフェラン(トーレス)もいる」と言及した。

スペインの大きな武器である中盤については「そのポジションには世界最高の選手が6人揃っていると思う」と自信をうかがわせ、GKについては「決定は以前から明確だ。問題なければ起用する選手は決まっている」と率直に答えた。

ペドリについては「世界最高の選手の一人、いや、世界最高かもしれない。チームはペドリを必要としているし、ペドリもチームを必要としている」と称賛した。

1次リーグH組のスペインは、15日のカーボベルデ戦で16年ぶり2回目のW杯優勝を目指す戦いをスタートする。(高橋智行通信員)