松山英樹(24=LEXUS)の日本男子初となるメジャー制覇はならなかった。2打差の3位から出たが、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーで今大会初のオーバーパーとなる73で回り、通算イーブンパー、288で7位。悔しさたっぷりに大会を振り返った。
-悔しい
松山 そうですね。悔しいですね。
-一番悔しいのは
松山 何でしょうね。考えたいですね、それは。
-修正したいと話していたパットのストロークはうまくいっていたのか
松山 うまくはいってないですね。
-そこが一番悔しい
松山 そうでもないですね。そこも(悔しい)要因ではありますけど、他の部分、(グリーン右に外した)1番のセカンドだったり、(グリーン右手前の木の枝に当たった)6番のティーショット、(グリーンを捉えられなかった)18番のセカンドもそうですけど、フェアウエーの一番いいところから、しかも結構距離が出て、短い番手で打てるのに、そういうミスをしてるっていうのは、いろいろ考えて、また取り組まなきゃいけないと思いますね。
-最終日のプレッシャー
松山 起きた時はそんな感じもありましたけど、普段通りアップをして、練習して、1番もフェアウエーど真ん中に打てましたし、良かったんですけど…。
-技術的に足りない
松山 う~ん…。始まるまではショットもいい感じだったんですけど、試合になってから、どんどん自分の思い通りにいかないっていうか…。ミスは絶対出ると思うけど、それにしても多すぎる。ショートアイアンでミスしたり、ちょっと自分が予想している感じではなかった。ロングアイアンとかドライバーでミスするのは分かるんですけど、そこはあまりミスすることなく、逆にショートアイアンからミドルアイアンでミスが多いのが苦しかったですね。
-13番第2打の仕切り直し
松山 ため息だったかな? 聞こえてきたので、ジョーダンが池に入れたのが分かりました。
-上との差は分かっていた
松山 その時は(スピースが)4アンダーで、僕が1オーバーだったので、13番のイーグルパットが入ってたら追いつくチャンスもあったのかなと思いますけど…。12番からですね、12、13、14、15と入らないのが痛かったですね。
-マスターズの優勝争いで感じたこと
松山 やっぱり何が起こるか分からないって感じですよね。ハーフターンで5打差くらいつけていたジョーダンが最後に逆転されるのも分かりましたし、ゴルフは怖いなと分かりましたね。
-最後まで諦めなければ戦える
松山 7番くらいから立て直すことができましたし、そこをもっと高いレベルでやっていけたらいい。そこからアンダーパーに持っていけるようなプレーができたら、チャンスも増えてくる。それに向けてやることはたくさんある。
-今までのマスターズでは、優勝を最も現実的に感じられた4日間
松山 このコンディションでもやれた。去年はすごくグリーンが軟らかくて遅いコンディションで5位でしたけど、今年は風も吹いて、みんなが苦労するコンディションでここにいられたっていうのがすごく自信になりましたね。
-12番からの惜しいパットはストロークの問題なのか、それとも思い通り打っても入らなかったのか
松山 どっちもありますね。思い通り打っても入らないこともありますし、ミスして入らないこともある。これだけ速いグリーンに対応するためには、もっとパッティングの技術を上げないといけない。昨日の15番くらいからおかしくなったものを修正しきる力がなかったのも事実。それをどうやったら良くなるのか、まだ分からないですけど、去年のパッティングよりはマシだったかなと思うので、また来年ここに戻ってきた時にもっといいパッティングができるように、しっかりと練習していきたい。
-感じた悔しさというのは、できたはずなのにできなかった悔しさなのか
松山 フェアウエーから何回も何回もグリーン外してるようじゃ話になんないな、と。最後は、自分に若干あきれていました。
-日本のゴルフファンも期待して見ていたと思う
松山 調子のいい悪いもあると思うんですけど、自分が目指しているところにもっていければ、すごくチャンスは増えるのかなと思う。自分がこういうプレーをしていれば、日本の男子ツアーの見方も変わってくると思うし、もっともっと優勝争いをして、僕はあまり日本ツアーに出ていないですけど、いいニュースを届けられるように頑張りたいなと思います。