12年11月三井住友VISA太平洋を最後にツアーから遠ざかっていた伊沢利光(48)は、予選落ちにも「出てよかったと思いますよ」と笑顔だった。

 1番パー5では第2打でグリーンエッジまで運び、バーディー発進。6番パー3ではバンカーにてこずりダブルボギーとしたが、この日は徐々に感触を取り戻して73、前日の83より10打もよかった。

 「まあ、これくらいじゃないですか」と一定の納得感はあるよう。「試合に出ないとどんなミスが出るか分からないので」。実戦で初めて分かる課題を見つけた。「試合勘もそうだし、力も入りすぎている。スイングは1カ月くらい(練習)すれば慣れると思う。あとは慣れですね」。

 次の試合は8月九州オープンになる。「九州オープンで上位にいって、自力で日本オープンに出られればいいですね」。再び大舞台に戻るチャンスを探る。