今季2勝の鈴木愛(23=セールスフォース)が初の賞金女王に輝いた。

 上田桃子と並び、通算5アンダーの7位でフィニッシュ。411万円を稼ぎ、獲得賞金1億3601万2631円として年間の賞金ランキング1位となった。

 「今日は意外と楽しめて回れました」と振り返る鈴木はボギーなし、3バーディーの69でラウンド。4日間を通じ、初めて60台で回り「昨日1日終わって、ゆっくり考えてみた。私のパッティングのスタイルはパッと見た感じと構えた感じでラインを決める。そのスタイルにもう1度、戻そうと朝から練習したらすごく良かった」と自己分析。得意のパッティングが復活し、日本人最上位まで順位を上げ、初めての賞金女王の座を獲得した。

 13年の森田理香子以来4年ぶりの日本人賞金女王となった。「いずれ賞金女王と思っていたのですが、ここまで早く取れるとは思っていなかった。来年、成績が残せれば本物になれると思うので、来年は来年でプレッシャーは感じると思うけれど、また立ち向かっていきたい」と意気込んでいた。