国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は17日、8月のリオデジャネイロ五輪を前に、ブラジルのルセフ大統領の停職を受けて12日に就任したテメル大統領代行(副大統領)に全面協力するとの声明を発表した。「ブラジルは彼の指導力の下、五輪成功へ現在の危機を乗り越えられる」と述べた。

 バッハ会長は15日に電話で会話し、招待を受け入れて6月にブラジルを訪問して大統領代行と会談する方針も決定した。

 経済低迷や政治の混乱による大会準備への影響は否定し「ブラジルとこの暫定政権が素晴らしい五輪を開催できると自信を持っている」と述べた。