平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のスピードスケート女子団体追い抜きで金メダル獲得に貢献した菊池彩花(30=富士急)が現役を引退する意向であることが6日、複数の関係者への取材で分かった。8日に所属先の報告会で正式に表明する見通し。

 女子中長距離の中心選手として長く活躍し、2014年ソチ五輪に初出場。全日本選手権は総合で2度優勝した。15年の世界距離別選手権団体追い抜きで、同選手権の日本女子初となる金メダルを獲得。16年8月に右脚の腱(けん)などを断裂する大けがを負ったが、復活して平昌五輪に間に合わせた。妹の悠希、純礼も同五輪にショートトラックで出場した。

 団体追い抜きの五輪金メダルメンバーのうち高木美帆(日体大助手)高木菜那(日本電産サンキョー)佐藤綾乃(高崎健康福祉大)は競技を続ける方針。