柔道の世界選手権(9月、アゼルバイジャン)女子52キロ級代表で神戸市在住の阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)が22日、J1ヴィッセル神戸への移籍が濃厚となっているバロセロナMFイニエスタに興味を示した。

 グランプリ・フフホト大会(25~27日、中国)に出場するため羽田空港を出発。普段はサッカーを見ないという17歳だが、イニエスタについては「知ってます。なんかすごそう。スタジムが自宅から徒歩で行ける距離なので、ぜひ見てみたい」と興奮気味に話した。

 袖釣り込み腰などの投げ技を得意とし、これまでは寝技を強化してきた。今大会は世界代表も決まり「気持ちに余裕を持って臨めるので、練習してきた寝技や苦手な組み手を意識した柔道をしたい。(普段と)違うことも試合でやらないと成長できない。その中で自分らしさをアピールしたい」と、さらなる飛躍を誓った。