B1新潟アルビレックスBBは20、21日の第4節、千葉ジェッツとアウェーの船橋アリーナで対戦する。今季名古屋ダイヤモンドドルフィンズから移籍のPG柏木真介(36)が、職人肌のプレーで、現在3連勝中と好調なチームの要になる。

相手の千葉は日本代表のPG富樫勇樹(25=新発田市出身)らタレントぞろいの難敵。「リバウンドと攻守の切り替えには注意しないと」。柏木は前節北海道戦で93得点している相手の攻撃力を警戒した。一方で「守備は能力でやっている。雑な感じ」と隙も見つけている。北海道戦でターンオーバー15とミスが多い点も見逃さない。

開幕から5試合すべてスタメン。本職のPGではなく、SGでの出場だが要所ではしっかりと試合をコントロール。前節三遠戦(17日)では、自身は無得点ながら4アシスト。成績には残らないが、マークの自由を奪う守備で相手のリズムを崩すなど、流れをつかむための土台になった。

「プレーのバランスが必要」と試合では常に周囲を見る。練習中、たびたびプレーを止めては庄司和広監督(44)に質問して曖昧な部分をなくす。妥協を許さない姿勢を普段から見せてきた。「我慢するところを我慢して、自分たちらしさを出す」。勝負どころを見極めて、仕事をやり遂げる。【斎藤慎一郎】