競泳日本代表が17日、韓国で行われる世界選手権に向けて、羽田空港から出発した。男子200メートル平泳ぎ世界記録保持者の渡辺一平(22=トヨタ自動車)は、100メートル平泳ぎには出場せずに、200メートルだけに出場する。その意図について「日本選手権の時は100メートルはいい感じで泳げたけども、筋肉痛というのもあった。今回は疲れがない状況で泳ぎたいと思っていた」と話した。レース勘を養うという意味で、これまでは100メートルにも出場してきたが「疲れをできる限り残さないように今回は挑戦したいと思う」と意気込みを語った。

世界記録保持者とは言え、世界選手権での金メダル獲得は簡単ではない。だが金メダルを獲得すれば東京五輪が内定するとだけあって気合は十分だ。「表彰台を目指すだけではなく、表彰台の一番高い所を目指したい。金メダルで、世界記録を更新して、笑顔で日本に帰ってきたい」と堂々と話した。