阿部一二三、五輪代表入りへ「圧倒的な柔道を」

柔道男子66キロ級元世界王者の阿部一二三(22=日体大)が17日、東京五輪(オリンピック)代表選考会の1つであるグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(21~23日、ドイツ)出場するため成田国際空港を出発した。

同階級世界王者の丸山城志郎(26=ミキハウス)が、けがで欠場を発表。ライバルが不在の中、優勝を果たし五輪代表入りへ猛アピールする。

選考会のヤマ場で、元世界王者の意地を見せる。真っ赤なネクタイを身に着けた阿部一は「100%の状態で、全体的な能力アップと細かな点を調整できた」と自信をのぞかせた。

昨年11月のGS大阪大会で丸山を破り優勝した勢いそのままに、今大会はしっかり勝ちきるつもり。「自分のやるべきことは1つ。圧倒的な柔道を見せたい」と誓った。

丸山は今月6日、左膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷。約3週間の加療が必要となり、今大会を欠場した。阿部と丸山の代表争いは、最終選考会である4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)まで持ち越される見込みとなった。

女子52キロ級では、世界選手権2連覇の阿部詩(19=日体大)が出場する。GS大阪大会決勝で負けた時の課題を修正し、「自分の柔道をして勝ちきりたい」と意欲を示した。