日本テニス協会は25日、3月6、7日に兵庫・ブルボンビーンズドームで行われる男子国別対抗戦デビス杯予選日本-エクアドル戦の日本代表を発表した。昨年9月の全米以降、右ひじのケガで戦線離脱をしている錦織圭(30=日清食品)が代表入り。錦織は、16年世界グループ入れ替え戦対ウクライナ以来の代表復帰となる。試合に出るかどうかは未定。

錦織は、東京オリンピックの出場条件である代表戦の回数が、2回足りていない。今回の対戦で代表に選ばれたことで、残り1回になるが、東京オリンピックまでに代表戦はない。日本テニス協会は、国際テニス連盟に、錦織のケガなどの状況を説明し、救済規則の適用を願いでる意向だ。

錦織以外の代表は、西岡良仁(24)、内山靖崇(27)、添田豪(35)、マクラクラン勉(27)の4人。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う開催方式は、無観客試合を含むさまざまな形を、主催の国際テニス連盟と協議中。会場は約2500席で、チケットは2日間が完売している。