<フィギュアスケート:西日本選手権>◇31日◇第2日◇京都アクアリーナ◇男子フリー

今季限りでの現役引退を表明している本田太一(22=関大)が、12月に長野で行われる全日本選手権進出を決めた。フリー116・36点の合計177・17点で7位。山本草太(中京大)が221・22点で優勝した。

本田は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が両足での着氷になるなど「悔いが残る」と振り返りながらも「次の試合があるということで、年末まで頑張るモチベーションができました」と前向きに語った。

すでに大学卒業後の就職先も決まっており、全日本選手権は現役最終年の特別な大舞台となる。11月6日開幕の東日本選手権女子には、妹の真凜(19=JAL)と望結(16=プリンスホテル)が出場する。

「望結は実力からいっても、ほぼミスのない演技が必要になる。真凜に関しても東京ブロック(選手権)であやしい位置にいた。本人も分かっていると思うけれど、東日本(選手権)通過、全日本(選手権)出場を目標にしていい選手じゃない。できることなら、3人で(全日本選手権に)行きたいなと思っています」

いつも妹思いな長男の目標は「まずはショート(プログラム)を通過して、フリーも満足がいく演技がしたい」。全日本選手権での共演を待ちわびながら、さらに状態を上げていく。【松本航】