NBAウィザーズの八村塁(22)が1日(日本時間2日)、米国からオンライン会見に応じ、「(コロナ禍で)不規則なシーズンになると思うが、去年学んだことを生かしたい」と、2年目のさらなる飛躍を誓った。

新シーズンは12月22日に開幕し、レギュラーシーズン72試合制で実施。NBAファイナルが最終戦までもつれた場合は東京オリンピック(五輪)開会式直前の来年7月22日まで行われ、状況次第でタイトな日程となる可能性もある。八村は「まずはNBAのシーズンに集中したい。オリンピックは前から出たかった大会なので、シーズンが終わるにつれて少しずつ考えたい」としたうえで、「オリンピックに出られるチャンスがあることはうれしい」と話した。

八村はルーキーイヤーの昨季は48試合に出場し、1試合平均13・5得点、6・1リバウンドをマーク。主力として存在感を発揮した。今年8月にチームにとってのレギュラーシーズン最終戦を終えた後は、母校ゴンザガ大を訪れたり、日本に一時帰国するなどして過ごしてきたという。

徐々にトレーニングを再開し、新たなシーズンに向けて準備。個人トレーナーを雇って筋力強化に励んだほか、3点シュートの強化や、ボールハンドリングの上達に取り組んできた。シーズン終了時点に比べてパワーアップを実感しているようで、「体重が5キロぐらい増えた。動きやすくなっている」とうなずいた。

ウィザーズのオープン戦は3試合。13日(日本時間14日)に敵地でネッツと対戦し、17、19日はいずれも本拠地でのピストンズ戦が組まれている。