女子シングルス世界ランキング4位の奥原希望(25=太陽ホールディングス)が2年連続4度目の優勝を遂げた。同3位の山口茜(23=再春館製薬所)に17-21、21-14、22-20のフルゲームで逆転勝ちを収め、18年決勝で山口に敗れたリベンジを果たし「まだ優勝した実感がない。ただ、茜ちゃんとの試合はバドミントンの奥深い、レベルの高い試合ができたと思う」と話した。

奥原はゲームを分け合った第3ゲーム。序盤で、山口の攻撃に押され、2-8と最大6点差をつけられた。しかし、中盤で山口が一息つき、スピードを落としたところで、奥原が自分のリズムに引き戻した。攻められてもミスをせず、相手を振り回し、体力を奪い、逆にミスを誘った。

集中力も増し、13オールに追いつくと、ともに一進一退の攻防が続いた。それでも「最後まで足を出せたのが勝因」と、コロナ禍で磨きをかけた武器のフットワークを止めなかった。「コロナの期間で作り上げた揺るぎない自信があった」。そこから山口に1度もリードを許さず、3度目のマッチポイントで奥原はスマッシュを山口のコートにねじ込んだ。