SGオールスターオートレースは、いよいよ最終日を迎える。ファン投票で出場選手が選ばれる大会で、今年は「史上初」の出来事がいくつも起こった。
26日の2日目3R、28日の4日目4Rで72歳の大ベテラン・篠崎実が1着を飾り、SG最年長勝利記録を更新した。
さらに、女子レーサーが大活躍! 28日の4日目に行われたセミファイナル、準決勝戦には、3人が進出。そのうち、佐藤摩弥(28=川口)が9Rを逃げ切ると、続く10Rは岡谷美由紀(36=浜松)も同じく逃げ切った。オートレース界の最高グレード、SG(スーパーグレード)では、史上初めて女子選手が2人も優勝戦に進出したのだ。
29日に行われる12R優勝戦の枠番、メンバーは次の通り。
★最終日12R 優勝戦 5100メートル(10周回)
(1)岡谷美由紀
(2)春本 綾斗
(3)鈴木 宏和
(4)黒川 京介
(5)佐藤 摩弥
(6)永井 大介
(7)鈴木圭一郎
(8)青山 周平
佐藤は、サトマヤの愛称でファンに知られる。オートレーサーの前は、モトクロスライダーとして活躍。10年に高校を中退して、オート31期生として合格した。16年3月川口普通開催で、女子として初めて優勝すると、16年5月川口で行われたG2川口記念で逃げ切り、女子として初のグレードレース制覇。また、SGは通算5度の優出を果たし、女子レーサーの旗頭として引っ張っている。
一方、岡谷は努力家だ。13年7月にデビューしたが、最初は地力アップに苦労した。それでも、練習を繰り返し、3度の通算優勝を飾るまでに成長した。そして、今回のオールスターはSG初のファイナル進出となった。
オートの女子選手養成が復活したのは、11年にデビューした31期から。2年ごとに選手が増えていき、19年にデビューした34期までに、19人の女子選手が登録され、現役レーサーは16人いる。これまで、佐藤摩弥がG2を2度制覇、益春菜さん(引退)もG2格レースの優勝経験はあるが、今まではG1、SGの優勝選手は出ていなかった。19年からスーパースターガールズ王座決定戦が創設され、さらに今年6月デビュー予定の35期も女子選手が7人登録される予定。徐々に選手数が増えて、今後は女子選手だけのレースも少しずつ創設されそうだ。
女子レーサーの注目度は増している。オートだけじゃなく、ボートレースをはじめ、競輪、地方競馬、JRAと、あらゆるジャンルで活躍する。
SGオールスターオートレースの優勝戦は、多方面からも注目されるかもしれない。


